疲れが取れない・・・塩こうじの漬け物で疲労回復! 効果や作り方

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こんにちは、あいうえお農園です。

最近疲れが取れない、だるい、翌日まで残る、そんなあなたには、米こうじから作られる塩こうじの疲労回復効果がおすすめです。

 

塩こうじとは?

塩こうじは、米こうじと水と塩を混ぜ合わせるだけの手軽さで短時間の低温発酵で簡単に手づくりできます。

こうじがつくり出す酵素の働きによって、天然のうま味があります。塩こうじを調理に使うと、その酵素が食品素材を分解して、さらにうま味や風味を引き出し、消化・吸収されやすくなります。

 

塩こうじは疲労回復に効く

塩こうじに含まれるビタミンB群には疲労回復効果があり、また、食物繊維と同じような働きをもつ成分(レジスタントプロテイン)も含まれているため、便通を良くする効能もうたわれています。

 

塩こうじの作り方

塩こうじづくりは簡単です。

手始めに乾燥米こうじを使うと良いでしょう。乾燥米こうじ200gと食塩90gを均一にまぜて、容器にいれます。そこに水を約400㏄入れて蓋をします。

冬季は暖かい部屋で1週間から10日(夏期は5日)ぐらい発酵させます。

1日1回の割合でかきまぜて、やがて発酵が進み塩の味がまろやかに、水の色がべっこう色になって甘酒のような香りがしてきたら完成です。

 

塩こうじの使い方(調理レシピ)

野菜や肉、魚介類、いずれも素材重量の7~10%を使います。身体にいいからと考えて多くしすぎると塩辛くなってしまいますので注意しましょう。

 

塩こうじの漬け物

野菜を適当な大きさに切り、ポリエチレン袋に入れ塩こうじをまぜてもみ、冷蔵庫に保管します。半日もすればでき上がりです。塩こうじも洗い流さずにそのまま食べられます。

 

肉、魚介類に使う

素材の表面に塩こうじを塗り、1時間から半日ほど置きます。その後、そのまま魚焼きグリルフライパンで焼くだけです。塩こうじが素材の自然なうま味を引き出し、おいしくなります。

 

塩こうじの元となる、米こうじの正体はカビ

米こうじとは、白米にこうじ菌を繁殖させたもので、白米のデンプンを糖化させることができるものです。

こうじ菌は、カビの一種で、こうじは漢字で「糀」と書きますが、これは米に花が咲いたように生えるカビの意味を表しています。

カビというと、パンやもちなどの食品に生えて食べられなくするというマイナスイメージがありますが、日本の先人たちはこうじ菌の有用性を早くから認め、上手に活用してきました。

 

こうじ菌は発酵食品の精製に必須

こうじ菌は、菌糸の先端から酵素を出して、培地である蒸米などのデンプンやタンパク質を分解し、そこでできるグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖します。

こうじ菌がつくり出す各種分解酵素の働きを利用してつくるのが、清酒・焼酎・酢・みりん・味噌・醤油・甘酒・漬けもの床などの発酵食品です。