便秘を解消したいならオススメの甘酒の効果と作り方

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こんにちは、あいうえお農園です。

前回の記事で、疲れに効く塩こうじの作り方をご紹介しましたが、今回は便秘で悩んでいるあなたにおすすめしたい、甘酒の効果と作り方です。

 

便秘だけじゃない、疲れにも効く甘酒の効果とは?

甘酒は甘いだけの飲み物ではありません。ブドウ糖を2割も含むものもあり、飲んですぐエネルギーに、かつビタミンB群が豊富、人間の身体を構成する必須アミノ酸も摂取できるということで、甘酒は飲む点滴として再評価されています。夏バテ防止にも昔から効果的であると伝わっていました。

甘酒のもととなるこうじ菌には食物繊維と同じような働きをもつ成分(レジスタントプロテイン)も含まれているため、便通を良くする効能もうたわれています。

 

甘酒の作り方はかんたん

用意するものは、もち米1合(150グラム)、こうじ250グラムです。

まず炊飯器でもち米をやわらかめに炊きます。炊き上がったらよく混ぜた後、必ず祖熱をとります。

60℃まで下がったらバラバラにほぐしたこうじを入れてかきまぜます。次に蓋をして、水分が出てくるまで待ちます(2~3時間)。そして、蓋をせずに開けたまま布巾をかぶせて、炊飯器の保温のスイッチを入れます。あとはほぼ1日置いておけば完成です。

完成したら、好みに応じてお湯で薄めて飲みます。酒粕からつくる甘酒とちがって、アルコール分のない自然な甘さが楽しめます。

 

甘酒だけじゃない、日本の酒づくりに欠かせない米こうじ

こうじは、清酒には米こうじ、味噌には米こうじ・麦こうじ・豆こうじを使うといったように、食品によって種類や量を使い分けます。

米こうじはおもに清酒に用いられますが、純米酒といった特定名称の清酒は、こうじ米(こうじを振った米)の使用割合(白米の重量に対するこうじ米の重量の割合)が15%以上のものに限られます。

米焼酎(泡盛を含める)にはもちろん、芋焼酎や麦焼酎にも米こうじが使われています。芋は米よりデンプンの含有率が低いために糖化量が少なく、アルコール発酵がむずかしいので、米こうじをスターターとして使います。

1998年になって芋こうじだけで醸造した、100%芋焼酎ができるようになりました。しかし、まだまだ数は多くありません。

日本特有の酒といえば清酒・焼酎・梅酒がありますが、みりんも実はお酒なのです。調味料の一つですが、アルコール分が14%あります。

もち米と米こうじと本格焼酎でつくられる純米本みりんと、純米本みりんに糖類やアルコールを加えた本みりんがあります。

 

味噌・醤油にも米こうじ

麦味噌、豆味噌などもありますが、ふつう味噌といえば米味噌をさします(全生産量の80%)。蒸した大豆を細かく砕いたところに米こうじ(塩切りこうじ)を混ぜ、さらに調整用に食塩と水を加えて発酵熟成させます。

こうじ菌の酵素で大豆のタンパク質やデンプンが変化し、酵母や乳酸菌などの働きで熟成して特徴的な味噌となります。濃い塩のなかでも生育できる酵母はアルコール発酵が弱いのですが、熟成が進むとアルコール臭がします。

醤油は蒸した大豆と炒って砕いた小麦にこうじ菌を加えて醤油こうじをつくり、そこに食塩水を加えて発酵させます。

熟成期間は半年から1年で、こうじの酵素や、酵母・乳酸菌などの働きで醤油特融の香り、色になります。醤油は、味噌の上澄みのひしおが元になったといわれています。

 

米こうじはビールにも

今や一般的となってきた、米こうじを使ったビール(発泡酒)。

清酒醸造では、米こうじでデンプンを糖に分解し、酵母や乳酸菌の働きでアルコール発酵させます。ビールでは、麦芽の力を利用して麦を糖に分解し、アルコール発酵させます。米こうじも使ったビールは2次発酵に酒粕を加えて醸造したもの(発泡酒に分類)。アルコール分が6.5%と高めで、コクとうま味があります。

 

寿司には必須、米酢

米酢は、米を米こうじで糖化させた後に酢酸発酵させたもので、寿司には欠かせない食品醸造酢です。酢の物(和え物)などの酢の味そのものを楽しむような料理に適しています。